長谷川博己

音声ガイドは俳優の長谷川博己さん。紅葉の季節に訪れたい「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」@国立西洋美術館

過ごしやすい季節。紅葉を楽しみながら、たまには美術館へ足を運んで見てはいかがだろう。今の時期におすすめなのは、2023年1月22日(日)まで国立西洋美術館で開催している「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」だ。

まだ見たことのないピカソ、35点が日本初公開

ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展本展はドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューン氏が作り上げた、世界有数のコレクションを収蔵するベルリン国立ベルクグリューン美術館から届いた作品を展示。日本初公開のピカソ作品35点を含む、20世美術の神髄を垣間見ることができる展覧会だ。

ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティら20世紀巨匠たちの作品群は、日本では初めてまとまって展示されるものが多く、97点のうち76点が日本初公開。ベルクグリューン氏の作品収集への情熱と研ぎ澄まされた審美眼による粒よりのコレクションを堪能できる希少な機会となっている。

音声ガイドは俳優の長谷川博己さんが担当

 

長谷川博己

音声ガイドは俳優の長谷川博己さんが担当している。幼少より建築やアートに親しんできた長谷川さんが、音声ガイドの収録を終えて出したコメントをご紹介しよう。

ーコメントー
今回の展覧会では、パブロ・ピカソの作品が時代によって変化していく過程が見られるのが、私自身とても興味があります。日本初公開となる≪緑色のマニキュアをつけたドラ・マール≫は、物憂げな「なにか」を感じさせる瞳をしています。とても魅力的で、可愛らしくもあり、美しくもある。彼女の躍動感が伝わってくるので見ていて楽しくなります。一度や二度見ただけではわからないような、何度も見たくなる作品です。音声ガイドのナビゲーターとして、聴く人に寄り添えるような存在でいられたらいいな、と思い表現しました。ぜひ20世紀モダンアートの芸術家たちの世界とともに、作品に浸透していただけたら幸いです。

国立西洋美術館

国立西洋美術館は、通称「上野の森」と呼ばれる上野恩賜公園内にある。11月中旬頃からは木々が色づき始め、紅葉も楽しめ、爽やかな秋の1日を心地よく過ごせそうだ。休日の過ごし方に迷っているのなら、美術館巡りなんてどうだろう?

ー実施概要ー
【展覧会名】ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
【会期】-2023年1月22日(日)
【観覧料金】一般 2,100円 大学生 1,500円 高校生 1,100円 中学生以下無料

※本展は新型コロナウイルス感染防止対策のため、日時指定制となります。事前に日時指定予約の上、来場ください。
※無料入場対象の方は日時指定予約は不要です。直接会場へお越しください。ただし、会場内の混雑等により
ご入場をお待ちいただく場合がございます。

国立西洋美術館

構成・文/後藤麻衣

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